2015年06月24日

てんぐちんに見る古代の幻

 みなさんはてんぐちんさんをご存知でしょうか?
 
 ご存じない方は是非検索用いただいて。
 口頭でもうしますと赤鼻の天狗面を被った女性です。

20150624193908736.jpg

 彼女を見ていると何か妙な気持ちになるのは何かと思ったのですが、今日分かったので。

 顔の天狗面は鼻が立派な天狗面で、俗信のレベルでは、鼻の大きい男はあれも大きいといった話があり、男性の性的なシンボルとも言えます。

 身体は女性ですね。彼女のTwitterを見てたいただくと、ときおり半裸の姿を観る事ができます。
https://twitter.com/tenguchin
 その姿は両性具有なので、認識が混乱します。

 数年前、アングラ舞踊を見た際にこの逆のパターン。男性が女性の所作を模したものを見ました。その際は、同じように認識の混乱を覚えました。
 男性でありながら女性、女性でありながら男性、そうした混乱の中で何かが訪れるような錯覚があり、ああこれが昔の人の感じたマレビトなのだと感じました。

 今回のてんぐちんを似たものかと思ったのですが、自分が思い出したのは、天岩戸のことでした。

 天照大神がお隠れになり、岩戸にこもられた際、引っ張り出すために、宴をしたと言う神話。
 その中心となったのが、アメノウズメ。歌舞演芸の女神ですね。
「槽伏(うけふ)せて踏み轟こし、神懸かりして胸乳かきいで裳緒(もひも)を陰(ほと=女陰)に押し垂れき。」 
 彼女は半裸で踊り、喝采を浴び、その騒ぎで気になった天照大神は戸を開けてしまい、そこから引っ張り出されるのです。

 その後、アメノウズメは天孫降臨の際にサルタヒコという神と争う事になるのですが、こちらの神様、現在では赤鼻をした天狗面を被った姿で、祭事に参加する事が多いです。
 そう考えるとてんぐちんはシンボル的にはこの神夫婦の娘といってもいいのかもしれません。


https://twitter.com/tenguchin
posted by 九十九屋さんた at 20:05| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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