2005年05月04日

ゴブリン

SS 小鬼たちの歌  

 迂闊だった。

 シアは行き止まりになった通路を見つめた。

 昨夜、オークを排除したまでは良かったが勢いに乗って、近道の地下道に入ったのは失敗だった。

 洞窟の中にあった穴にはまり込み、あっさりと正確な道から外れた。そのま

まドロップアウトである。

「あたしってば何て不幸〜〜〜〜〜〜っ!!」

 その声を聞きつけたのか足音が聞こえてくる。シアは物陰に隠れた。今使える呪文を確認すると、強力すぎて生き埋め確定なものばかりであった。

 どきどきしながら待っていると足音が増える。その数は少なくとも10、20、50、100。

 それに連れシアの顔色は蒼白になっていく。その時小さな笑い声が聞こえた。その笑いは大きくなり、そして小さくなった。

「やられた」

 シアは気付いた。自分が今いたずらものの小鬼(ゴブリン)にからかわれていたのを。



〜CO〜[由来]

 ゴブリンの名前の由来はコボルトにあります。コボルトとはギリシア語では子供のことをさします。彼らは鉱山にあらわれ、金や銀に変わり、後には役に立たない鉱石に取り替えていったといいます。その鉱石こそがCO即ちコバルトなわけです。今は使い道のあるコバルトがそういう風に言われていたのは不思議ですね。だから、自分たちが今ゴミだと思っているの物がいつ宝になってもおかしくないですよね。



 

〜小鬼たちの挽歌〜 [余談]

 妖精たちの中でゴブリン(小鬼)は嫌われものです。理由はその醜い外見と意地悪な性格のようです。そのためかRPGでゴブリンと言えば最初に村長さんに頼まれて村の勇者が倒しに行くくらいポピュラーになりました。

 具体的にどんな悪戯かと言うと、牛乳を腐らせ、果実を木から落とし、道しるべを変えたりと、それほど被害の大きいものでありません。

 それも人には避ける機会を与えます。汚れをこっそりつけておいて住む人間がきれいにするか見るのです。掃除してあればゴブリンはその家に住み着きません。うちは多分住んでますね。

 しかし、主に農作物に悪戯する事で幸運を台無しにする彼らは、グレムリンのように勉強熱心ではない彼らの出番は年々減っていくような気がします。

 彼らはいろいろな作品に登場しますね。その反面これはといった話がないのは残念な事です。
posted by 九十九屋さんた at 09:33| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 白澤図 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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