2005年05月01日

恋愛10選 09.僕だけの思い出

 最初に会った時は正直、驚いた。小柄な自分と同年代の女の子がここまで動くのが。

 近くで見ればきれいな女の子で、話も上の空だった。

 だから武器の事を言われても彼女のことをさしてしまった。

 雹が突っ込むのを期待してだったが突っ込みはなく女の子は僕のところにきた。

 それでも彼女が言い張るみたいに武器なんて信じられず、そのまま時間は過ぎた。

 でも そういってられなくなった。御使の襲来だ。簡単に負けた。

 自分ではなく彼女が狙われているとしった瞬間、僕は彼女を身につけていた。

 それから戦いが続いた。

 御使いが狙っている彼女を守り戦う。その中で僕は操られて彼女を襲った。

「あなたは主人なのでしょ」

 でも、そんな事をしたのは僕が彼女を抱きしめたかっらだ。でも、その言葉は言っていけないもの。彼女は僕の側を去った。

 そして現れた彼女は彼女がいうような武器としての姿を見せていた。 

 彼女だったのが分かるのはその瞳の色くらい。体は甲冑めいたもので包まれ背中からは鋼の翼が一対。彼女を止めようとした御使いたちは簡単に倒されていく。自分がどうにか倒していた御使いは簡単に倒されて、いや壊れて行く。

 人間が勝てるわけないのに、それでも僕は立った。

 彼女の手をとった。その手は初めてあったときを思い出させた。彼女が一瞬ためらった。

 人間の魔力では構造を壊すほどのものは使えない。だから魔力の向きを変えた。砕けた彼女の鎧の中で見慣れた顔が見えた。

 彼女は泣いていた。この子を泣かしたくなかったのに、僕がしていたのはこの子を泣かす事だったんだと思ったら悲しくて僕も泣いた。
posted by 九十九屋さんた at 09:05| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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