2010年03月10日

雪に思う

 『武蔵の国のある村に茂作、巳之吉と云う二人の木こりがいた。』

 小泉八雲の雪女の冒頭。
 この武蔵が都内であるのに気付いたのは確か中学の頃だったか。かなり驚いたのを覚えている。都内で雪っていうのに違和感が。

 新宿より向こう、実際のところ、雪って意外と多いというか、寒いんですね。なんとなく天気予報だと同じ区域っぽいので錯覚してました。最近雪が降った時に皆さんのお話を見ていると千葉は雨だが、多摩方面は雪という状況によく当たります。

 小泉八雲以外に子供の頃に聞いた雪女の話で印象深いのがもう一つ。

 雪女は美しい自分の姿を誇って、山姥をバカにしました。
 山姥というのは山の女神様ですので力も強く、雪女に呪いをかけました。
 それは心にも雪の冷たさを持って、誰も愛する事をできなくなる呪いなのです。しかし、色のついた雪が降ればその呪いは溶け、また他者を愛する事ができます。
 そしてある年の事、色のついた雪が降り、雪女は人間と恋に落ち、子供の生みます。しかし、呪いが解けたのも一時的で、愛する心を雪女は失うのです。そうなった雪女は、好きだった人間を投げ捨ててまた雪の中に消えていくのです。
 ただ、また色のついた雪が降れば雪女は心に温もりを取り戻します。
 その時、自分がうち捨てた愛する存在の記憶がもたらす苦痛。愛する心を失うよりも、取り戻す方が、いつしか呪いのように思われていくのです


 もっとセクシャルな話だった気もするんですが、自分の記憶にはこのように書き換えられてます。

しかし、ここ最近の中国の話を思い出すとどんな色の雪が降ってもおかしくないような気がします。


ロシアの黄色い雪
http://10e.org/mt2/archives/200903/260247.php


雪女(小泉八雲)
http://www.aozora.gr.jp/cards/000258/files/50326_35772.html

雪女妖怪進化論
http://www.top.ne.jp/aliceweb/yukionna/sinka/
posted by 九十九屋さんた at 20:38| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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