2016年11月21日

タラスクス 〜リヴァイアサンの子供〜

タラスクス

SS 聖女の奇跡  
 ローヌ河の川辺から見える渦は全てを吸い込むように思えます。それが地獄の門のように思えるのはわたしの気のせいではないでしょう。
 渦の周りに引き寄せらているタラスクスの食べ残しであるは人間の四肢や胴などが見えます。
 わたしは祈りました。彼らができるだけいい状態で天国、最悪煉獄にはいけるようにと。復活の時に欠けるのは大変と思うけど、それは最初にして最後の主にお任せしましょう。
 わたしができるのはここでタラスクスを止めることだけすから。
 人が言うようにタラスクスは邪悪な生き物なのでしょうか?。神は7日で世界を作られたといいます。それならタラスクスもまた我々と同じ神の子なのではないでしょうか。
 そう思っていると渦の中から煙のようなものが上がり始めました。
 苦しくなっていく息を感じながらわたしは出てくるタラスクスを見ました。
 それはワニに似ていました。しかし、その足は六本で爪とも刺ともつかないものがはえています。
 それは足を突き出しました。自分の足元が一気に崩れます。
 わたしなど受けたらすぐに御許に召される事になるでしょう。やはりこれは悪なのだ。
 そう思ったわたしはタラスクスに向かい聖水を振り掛けました。邪悪なものならそれで傷つくはずです。しかしタラスクスは動きが静まっています。
 わたしはじっとタラスクスを見ました。タラスクスは傷をおっています。わたしは十字架を差し出しました。神の奇跡を願うと、タラスクスの傷がいえていきます。この傷がこのドラゴンを狂乱させていたのでしょう。
「もうだいじょうぶ」
 タラスクスに向かいわたしは帯をかけました。こうしているところを見ればきっと人も安心してくれるでしょう。 

〜リヴァイアサンの子供〜[由来]
 タラスクスはリヴァイアサンとロバのあいのこと言われる魔物です。顎にはワニのような牙が生え、甲羅のような鱗は全身を包んでいます。6本ある小さな足には鋭い爪があるといいます。吐き出す空気には毒があり、その糞は燃え上がったといいます。
 伝説によると聖女マルタによりかけられた帯は鉄のように硬くなり、タラスクスの動きを奪いました。そして地元の人々から石を投げられ殺されてしまったそうです。
 その程度の防御力なら遠くから弓の一斉射撃とかで片付けられたのではない
かと思いませんか?。実はそれには理由があるのです。


〜イギリスと北欧〜 [余談]
 キリスト教の中ではドラゴンは悪の象徴と言われています。そのため聖ジョージ、聖マルガレータ、聖ダニエルなどがドラゴン退治をしています。その中でももっとも恐ろしいものとれるのは黙示録のドラゴンでしょうか。
 ドラゴンが悪役となったのはキリスト教のもととなったユダヤ教に関係しています。ユダヤ人はオリエントの民でした。その当時、彼らが信仰した神マルドゥークやバールが、戦ったのがいずれもドラゴンでした。そこで分かりやすい悪の例えとして、ドラゴンが上げられたのです。
 聖者がドラゴンを退治するのが、キリスト教が布教活動する中で力を示すために使われました。その中で遠距離から弓で殺してはだめだったわけですね。あくまでもそれを退治するのは神の助力があったからこそなのですから、正々堂々と渡り合う必要があったのです。

posted by 九十九屋さんた at 21:16| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月12日

みなさんの前にも妖幻と怪異が舞い込む? 妖怪名IME更新です

みなさんの前にも妖怪と怪異が舞い込む?
妖怪名IME更新です

  
豊国筑紫路の伝説から追加しました。


よく福岡は修羅の国といいますが、もともとの筑紫の国といいまして、その由来の一つが修羅どころじゃなかったです。

 険しい坂に荒ぶる神様がいて、往来の人々の命を半分は奪うことから、「人の命尽しの神」と呼ばれたそうな。甕依姫という姫が祭り、祟りは収まった。その神の名を筑紫の神という。
 こういう恐ろしい神がいたらと思いますが一柱でなく姫古曾の神という話もつたわってまして。肥前風土記によれば、山途川(今山下川)の西に荒ぶる神があり、道行く人に災いを向けて殺した。珂是古というものに占わせた。旗を風上に放っておちたところに社を建て、祀ったところ、それ以来災いは無くなったという。珂是古は夢の中で機織機に襲われ、それでこれが女神だとしったという。



城シリーズが豊作だったです。
臥牛城 がぎゅうじょう
ねうし城とも。この城は胴体にあたる大城と、頭にあたる小城からなっており、敵軍が押し寄せると、立ち上がり、勇猛に戦ったという。その為攻め落とせなかったが、間者により、首にあたる連絡路を開削されてしまい動けなくなり、落城した。

亀城 きじょう
豊後の丹生島城は、大亀の甲羅の上にあり、攻められると城を乗せたまま海中に遠ざかるので、攻略されることはなかった。あるとき城で空堀を掘ったが、それが首筋であり城は動かなくなった。

名前が普通名詞なのでいれないですけどおまけとして二つばかり
舞鶴城
大筒を撃てば谷に舞い降り、下から攻めれば高く聳え立ち、難攻不落であったという。謀略により、「三つの堀を作らねば危うい」という噂が流され、それに引っかかり、落城した。

高岳城
敵軍が押し寄せるとしだいに高くなる難攻不落の城であった。しかし、より防備をよくしようと堀を作ったところその霊験はなくなった。
見上げ入道系城


淀姫 よどひめ
瀬田姫とも。鰐魚の姿をした海の神が年に一度この女神のもとに訪れる。その際は川をさかのぼって海中の小魚がくるが、これを敬えば害はないが、捕って食えば死ぬという。



鬼杉 おにすぎ
福岡県田川郡英彦山の南岳にある松。彦山権現に追われた鬼が山を逃げる際に刺した英彦山をたちのく時枝をさかさまにしたのが育ったという。同じ鬼が社を作ろうとして残した材料が岩になったという材木石もある。英彦山にいる豊前坊天狗は九州の天狗群の棟梁格といわれるので、鬼と天狗の争いでもあったのだろうか。しかし、鬼がというパターンは珍しい気がします。


シンショキショキ鳥しんしょきしょきとり
筑紫の国の刀鍛冶は親子で刀を鍛えていたが、息子は道楽者で親を困らせた。ある時に争いが起こり、父親は息子に死んでしまえばいいと罵倒した。刀を納める際に使いのものが鞘を払い一振りすると刀は飛び、刀鍛冶の妻の命を絶った。その後に川に見慣れない鳥がくるようになり亡妻の霊といった。お母さんがかわいそうでならないですね



九十瀬入道 こせにゅうどう
筑後川の上流巨瀬川の水神であるという。妻である水天宮(旧名 尼御前社)の女神と筑後川で時に邂逅した。その際は風雨が巻き起こり洪水になったという。入道の正体は平清盛の霊であり、水天宮の女神は二位の尼であるという。



何その話という方は
妖怪用のIMEを作ってみました 
http://youkai.seesaa.net/article/2086247.html を見ていただければと

もうしっている方はこちらに
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posted by 九十九屋さんた at 16:05| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 妖怪名IME | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする