2016年03月21日

酒呑童子 外道の子

酒呑童子

 GW中に名古屋にいってきたんです。メインの用事は、友人と会うことだったんですが、時間に余裕を持って回ることに。神社回るのが好きで、いけそうな場所だと行ってみるのですが、今回行ったのは多奈波太神社というところ。天之棚機姫命、織姫さまの系統の女神様ですね。我々が住んでいる辺りの旧国名は下総。語源は総というのは麻の事で、布が絡みます。その手で伝承が関わる処は見に行くようにしているのです。

 さて、今回は酒呑童子。
 酒呑童子というのが、金太郎と似ているというのは、まず生まれにあります。親が人間で無いと言うこと。
 酒呑童子の父は、伊吹の弥三郎といいました。弥三郎は人間の姿をとっていましたが、実は八岐大蛇の血脈でありました。
 さて、弥三郎は娘の婿となり婚礼の日を迎える事ができました。しかし、八岐大蛇の血故か、酒の失敗。正体を現してしまいます。弥三郎、そのまま斬り殺されてしまいました。
 しかし、既に娘の中には子供が息づいていました。生まれた子供は醜い化け物、いいえ、とても美しい赤子であったのです。

 蛇入り婿。娘が見ず知らずの男と愛し合ってしまいますが正体が分からず、後をつけてみると蛇であった。という話は、散見します。通い婚であった頃の時代から残る話と見てもいいのですが、古事記の中に原点と思われる話を見ることができます。
 三輪山の神が美しい娘に元にくるといわれる話です。三輪山の神様というのは、大物主といわれる名で蛇神と言われています。
 話によっては、娘の中に宿ってしまった蛇の子を流すために、五月の菖蒲湯の由来になっている所もありますね。
 


外道の子

 母の胎内で十六ヶ月を過ごしており、産まれながらにして歯と髪が生え揃い、言葉を話し、四歳の頃には十六歳程度の知能と体力を身につけたといいます。
 気性の荒さもさることながら、その異常な才覚により周囲から「鬼っ子」と疎まれていたというさて、蛇と人との間に生まれた子は、外道丸と呼ばれる少年になりましたが、その乱暴さ故に、寺に預けられ稚児となります。し
かし、寺に入っても、酒はくらい、乱暴は納まる事はありませんでした。また、その美しさ故に、多くの男性女性の心をとらえる事になります。しかし、外道丸は、誰にも靡くことはありませんでした。

 そんな彼が鬼になったのはいくつかの理由が伝わっています。 女性達から送られた恋文を燃やし、その煙が恨みと共に包み、鬼と化さした。
 祭礼の時に鬼の面を被り、外れなくなった。
 屍肉を喰い、食べているうちに、生きている人間を襲うようになった。
 預けられた寺の僧が外法に通じており、鬼と化した。
 
 このように色々話があるので、酒呑童子の伝説は各地に残っています。

 そして寺を追い出され放浪の日々が始まるのです。


 ところで深川で妖怪といいますか、怪談絡みのイベントがありまして、出ることになりました。ちなみに話すとかじゃなくて物販です。九十九屋の名前で、トートバッグなどを持って参加する予定です。
 この紙面を読んでいる方がもしいらっしゃいましたら、魔除けのマグネット白澤図を差し上げるので、お声かけいただければと。

イベント
「深川怪談夏の部 お化け縁日」7月15日(日) 13時〜 深川資料館通り商店街3丁目路上(歩行者天国)

 
posted by 九十九屋さんた at 13:06| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月13日

いつでもどこでもみんなの季節は春か? 妖怪名IME更新です 

相田洋さんの「中国妖怪・鬼神図譜」から追加

中国・清末期に発刊されていた「点石斎画報」という新聞的なものがありまして、当時の時事ネタからゴシップ、風習や風俗といった様々な事がわかるものがあります。この画報から怪しいものを集めたのがこちらの本になります。

無常鬼 むじょうき
中国で六朝時代以降に現れたあの世から魂を捕縛するためにくるとされた黄衣の使者。白無常と黒無常がいる。

走無常 そうむじょう
無常鬼の役をやらされた人間。死人が増え冥界に手が足りなくなり登場したという。活無常とも。

討替鬼 とうたいき
身代わりを求める幽霊。水死すると、その場に魂が拘束され、変わりがないと生まれ変われない為、生者を殺そうとする。まれに慈悲深い鬼もいて、人を見逃していたところ、土地神になった話もある。

虎鬼 こき
虎に殺され、死後は使役されるという霊。虎のために、新しい獲物をおびき寄せるなどしたという。


狐精 こせい
狐狸精とも、狐魅とも呼ばれる狐の妖怪。妖怪のうちは人の精気を盗むが、力が高まると胡仙、狐神と呼ばれる。日本のお稲荷さんと同じく中国にも狐を祭る祠が多くあったという。

猫怪 びょうかい
猫の怪異。狸奴(りど)ともいう。狸はタヌキでなく、ヤマネコのことであり、山中の怪異が街の猫を操っているとも。

蛇妖 じゃよう
蛇の妖怪。有名どころでは白娘子など。古くは蛇は多く信仰されていたが、多くの災いをもたらすともいわれた。人に化けるものもあったが、大きくなり洪水をおこし、町を水没させることもあった。

鼈妖 べっかい
すっぽんの妖怪。すっぽんの腹の中には鼈宝というものがあり、身に着けると目がよくなり、地獄まで見通せるという。時には人に化け、人を惑わしたり、ものを盗んだ。

蛛精 しゅせい
蜘蛛の妖怪。千年経て、人の姿をとるものもあった。龍と戦い撃退するものもあったという。その場合は朱という姓を名乗ることがあるとか。

樹精 木妖 じゅせい もくよう
木が化けたといわれるもの。自らが切られないように道を惑わしたり、人にみだらなふるまいをしたという。木々により様々な種類がある。









何その話という方は
妖怪用のIMEを作ってみました 
http://youkai.seesaa.net/article/2086247.html を見ていただければと

もうしっている方はこちらに
http://youkai.up.seesaa.net/image/tango.zip
posted by 九十九屋さんた at 17:05| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 妖怪名IME | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする