2016年11月21日

タラスクス 〜リヴァイアサンの子供〜

タラスクス

SS 聖女の奇跡  
 ローヌ河の川辺から見える渦は全てを吸い込むように思えます。それが地獄の門のように思えるのはわたしの気のせいではないでしょう。
 渦の周りに引き寄せらているタラスクスの食べ残しであるは人間の四肢や胴などが見えます。
 わたしは祈りました。彼らができるだけいい状態で天国、最悪煉獄にはいけるようにと。復活の時に欠けるのは大変と思うけど、それは最初にして最後の主にお任せしましょう。
 わたしができるのはここでタラスクスを止めることだけすから。
 人が言うようにタラスクスは邪悪な生き物なのでしょうか?。神は7日で世界を作られたといいます。それならタラスクスもまた我々と同じ神の子なのではないでしょうか。
 そう思っていると渦の中から煙のようなものが上がり始めました。
 苦しくなっていく息を感じながらわたしは出てくるタラスクスを見ました。
 それはワニに似ていました。しかし、その足は六本で爪とも刺ともつかないものがはえています。
 それは足を突き出しました。自分の足元が一気に崩れます。
 わたしなど受けたらすぐに御許に召される事になるでしょう。やはりこれは悪なのだ。
 そう思ったわたしはタラスクスに向かい聖水を振り掛けました。邪悪なものならそれで傷つくはずです。しかしタラスクスは動きが静まっています。
 わたしはじっとタラスクスを見ました。タラスクスは傷をおっています。わたしは十字架を差し出しました。神の奇跡を願うと、タラスクスの傷がいえていきます。この傷がこのドラゴンを狂乱させていたのでしょう。
「もうだいじょうぶ」
 タラスクスに向かいわたしは帯をかけました。こうしているところを見ればきっと人も安心してくれるでしょう。 

〜リヴァイアサンの子供〜[由来]
 タラスクスはリヴァイアサンとロバのあいのこと言われる魔物です。顎にはワニのような牙が生え、甲羅のような鱗は全身を包んでいます。6本ある小さな足には鋭い爪があるといいます。吐き出す空気には毒があり、その糞は燃え上がったといいます。
 伝説によると聖女マルタによりかけられた帯は鉄のように硬くなり、タラスクスの動きを奪いました。そして地元の人々から石を投げられ殺されてしまったそうです。
 その程度の防御力なら遠くから弓の一斉射撃とかで片付けられたのではない
かと思いませんか?。実はそれには理由があるのです。


〜イギリスと北欧〜 [余談]
 キリスト教の中ではドラゴンは悪の象徴と言われています。そのため聖ジョージ、聖マルガレータ、聖ダニエルなどがドラゴン退治をしています。その中でももっとも恐ろしいものとれるのは黙示録のドラゴンでしょうか。
 ドラゴンが悪役となったのはキリスト教のもととなったユダヤ教に関係しています。ユダヤ人はオリエントの民でした。その当時、彼らが信仰した神マルドゥークやバールが、戦ったのがいずれもドラゴンでした。そこで分かりやすい悪の例えとして、ドラゴンが上げられたのです。
 聖者がドラゴンを退治するのが、キリスト教が布教活動する中で力を示すために使われました。その中で遠距離から弓で殺してはだめだったわけですね。あくまでもそれを退治するのは神の助力があったからこそなのですから、正々堂々と渡り合う必要があったのです。

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2016年11月12日

みなさんの前にも妖幻と怪異が舞い込む? 妖怪名IME更新です

みなさんの前にも妖怪と怪異が舞い込む?
妖怪名IME更新です

  
豊国筑紫路の伝説から追加しました。


よく福岡は修羅の国といいますが、もともとの筑紫の国といいまして、その由来の一つが修羅どころじゃなかったです。

 険しい坂に荒ぶる神様がいて、往来の人々の命を半分は奪うことから、「人の命尽しの神」と呼ばれたそうな。甕依姫という姫が祭り、祟りは収まった。その神の名を筑紫の神という。
 こういう恐ろしい神がいたらと思いますが一柱でなく姫古曾の神という話もつたわってまして。肥前風土記によれば、山途川(今山下川)の西に荒ぶる神があり、道行く人に災いを向けて殺した。珂是古というものに占わせた。旗を風上に放っておちたところに社を建て、祀ったところ、それ以来災いは無くなったという。珂是古は夢の中で機織機に襲われ、それでこれが女神だとしったという。



城シリーズが豊作だったです。
臥牛城 がぎゅうじょう
ねうし城とも。この城は胴体にあたる大城と、頭にあたる小城からなっており、敵軍が押し寄せると、立ち上がり、勇猛に戦ったという。その為攻め落とせなかったが、間者により、首にあたる連絡路を開削されてしまい動けなくなり、落城した。

亀城 きじょう
豊後の丹生島城は、大亀の甲羅の上にあり、攻められると城を乗せたまま海中に遠ざかるので、攻略されることはなかった。あるとき城で空堀を掘ったが、それが首筋であり城は動かなくなった。

名前が普通名詞なのでいれないですけどおまけとして二つばかり
舞鶴城
大筒を撃てば谷に舞い降り、下から攻めれば高く聳え立ち、難攻不落であったという。謀略により、「三つの堀を作らねば危うい」という噂が流され、それに引っかかり、落城した。

高岳城
敵軍が押し寄せるとしだいに高くなる難攻不落の城であった。しかし、より防備をよくしようと堀を作ったところその霊験はなくなった。
見上げ入道系城


淀姫 よどひめ
瀬田姫とも。鰐魚の姿をした海の神が年に一度この女神のもとに訪れる。その際は川をさかのぼって海中の小魚がくるが、これを敬えば害はないが、捕って食えば死ぬという。



鬼杉 おにすぎ
福岡県田川郡英彦山の南岳にある松。彦山権現に追われた鬼が山を逃げる際に刺した英彦山をたちのく時枝をさかさまにしたのが育ったという。同じ鬼が社を作ろうとして残した材料が岩になったという材木石もある。英彦山にいる豊前坊天狗は九州の天狗群の棟梁格といわれるので、鬼と天狗の争いでもあったのだろうか。しかし、鬼がというパターンは珍しい気がします。


シンショキショキ鳥しんしょきしょきとり
筑紫の国の刀鍛冶は親子で刀を鍛えていたが、息子は道楽者で親を困らせた。ある時に争いが起こり、父親は息子に死んでしまえばいいと罵倒した。刀を納める際に使いのものが鞘を払い一振りすると刀は飛び、刀鍛冶の妻の命を絶った。その後に川に見慣れない鳥がくるようになり亡妻の霊といった。お母さんがかわいそうでならないですね



九十瀬入道 こせにゅうどう
筑後川の上流巨瀬川の水神であるという。妻である水天宮(旧名 尼御前社)の女神と筑後川で時に邂逅した。その際は風雨が巻き起こり洪水になったという。入道の正体は平清盛の霊であり、水天宮の女神は二位の尼であるという。



何その話という方は
妖怪用のIMEを作ってみました 
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2016年07月17日

妖怪のスタンダードを目指すっちゃん 妖怪名IME更新です

妖怪のスタンダードを目指すっちゃん 妖怪名IME更新です

今回の妖怪名IMEは
本朝俗諺志、伝承文学研究25号から追加       


何その話という方は
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神鴉 ごがらす
安芸の国を管理していた佐伯鞍職が釣りをしていると、西方から紅の帆を上げた船がやってきた。その船には姫が乗っていて「厳島がほしい。この島に御殿を建てさせてください」。ただならぬ人と分かった佐伯が了解というと、姫は女神である事を告げる。
 姫は「帝の前にいった時に空に星が流れ、ササを加えた烏があらわれる」と言った。佐伯は帝に建立の許可をもらうため都にたつことにした。その通りになり、無事に許可が得られた。神鴉が、弥山からて現れ佐伯を導き、御殿の場所を示した。やがてその地に厳島神社が生まれた。

伊吹三郎 いふきのさぶろう
江州浅井郡に大小無数の石が餅団子のように引きちぎった伊吹掴石というものがある。領主の娘に心をかけた三郎が領主に認められず伊吹山にこもり悪鬼になった。そして山から投げた石だという。

手斧梵論 てうのぼろ
上総の国鳴戸村願性寺にでるという。手斧の柄に似たもので、鳥や虫などのようにふらふらと飛んだ。人の目の上や、鼻の先を通るので、捕らえようとすると、ひらりと横や、上に飛び、逃れる。
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2016年06月05日

百鬼夜行 天変地妖 色んな名前を記載して みんなのミームになりたい

今回の妖怪名IMEは
南房総市、敦賀市ホームページ、奄美大島の口承文学、柳田邦夫先生が採録したけど載せなかったのを追加

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姫竜 ひめりゅう

 岡崎の美しい娘が、西浦に住む猪ヶ龍と恋に落ちた。娘は龍に変化し、あいびきを楽しんが、そうすると時化となった。困った漁師は鍋や釜を叩き気分を台無しに。たいへん荒れた。姫龍はオコで雨を降らさなくなった。

 そこで人々は娘の現れる岡崎の山を探した。洞窟があり、中を調べると竜宮城に通じていた。娘が眠っていたので、その宝である玉を奪い逃げ出した。村に娘が現れ、玉を返せば、雨を降らすのを約束した。人々は玉を返すと、雨はふるようになった。


白い小犬 シリュイングゥ

 ナゼガマの山に出たという白い小犬。柴を置いていかないと、歩くのを邪魔する。もし股をくぐられた場合、死ぬ。

 これとは違うが、白い小犬にはこういう話もある。

 犬神筋の女と付き合っていた男が、女の家にいると、外出する姑に「臼の中を覗くな」と言われた。気になった男が臼の中を覗くと中には、白い小犬がたくさん群れていた。男は思わず熱湯をかけて、犬を殺してしまった。外出していた姑も同じ頃に死んだという。


鶏三足 けいさんぞく

 化物寺があり、あるえらい男が泊まった。男が眠っていると、「東山のバーツ」という妖怪が現れたが、撃退した。

 次に「北山のビヤクコ」、「南水のヒギヨ」、「西竹林のケイサンゾク」と続いた。どれも撃退された。夜が明けて。探してみると東の山には馬の頭が転がっており、北の山には白い狐が死んでいた。南の沼には緋鯉が浮かんでいた。西の竹林には足が三つある鶏が死んでいたという。


手長婆 てながばば

手がたいそう長く、顔が怖いという。磯物を好んだが、住んでいた洞窟に座ったまま、里越しに長い手を伸ばしてとった。その洞窟は、手長婆の洞窟と言われ、今でも掘ると、貝殻がでるということだ。
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2016年04月23日

みんな載ってる? 妖怪名IME更新です

おおよそは!

今回は常陸の伝説から

宿神石 しゅくこんせき
天津甕星の魂を宿す石。高天原の神々と天津甕星の戦いが神代にあった。天津甕星は天津神の軍勢を退け、その勢いに乗じ、高天原を目指した。自分の体を大きな岩と変え、天に迫った。神々はなすすべがなかった。それを聞き及んだ、常陸の神であった倭文の里の建葉槌命により砕かれ、三つに分かれた。

鰐が淵 わにがふち
天狗がいるという淵で誰も魚を取らなかったが、ある若者が漁をするようになった。ある日、天狗が現れ戦いになったが、若者は撃退する。その後、漁をしていたところ、淵の主である翁が現れ、竜宮城に招かれ、打ち出の小槌を与えられた。

牛久沼 うしくぬま
賢い小僧がいたが食後寝る悪癖があった。ある日、和尚が見たところ、牛となった小僧の姿があった。生きながら畜生道に入ったことを恥じ、小僧は池に飛び込んだ。和尚は尻尾を持ったが小僧はそのまま池に消えた。牛を食った沼から牛久沼と呼ばれるようになった。


黒塚千軒 くろづかせんけん
黒塚の長者が「願いが叶ったら檜を奉納する」と鹿島の神に願った。願いはかなったが、誓いは果たされなかった。その報いで大きな津波があり、たくさんあった家は飲み込まれ荒涼とした砂原と化した。現在の波崎町から神栖町にかけての砂丘で、嵐の夜には怪火が出て恐れられいる。


東奥異聞から更新です
二面大黒 にめんだいこく
 早池峰山の主という。猟師の磐治が山小屋に泊まっていると一本足二面独眼の怪物がやってきて覗く。三日目打ち殺そうと磐治が決意すると「見込んで頼みがある」という。三面独眼一本足の怪物がいて、思うようにならない。というか殺されそうになっているので、山の主になるために助けてほしい。
 磐治はその願いを聞き入れ、三面を打ち殺す。二面はそれに感謝し、人に知られていない桐の生えた場所を教えた。磐治は必要があるとそこに桐を切りにいったという。磐治の死後、その場所を探したが、川上から桐の花が流れてくることからあるのは分かったが、たどり着いたものは無かった。

 磐治がこのように山の主にかかわるのは、卍字錫杖がいる。これもまた、山の主に代わるために磐治に協力を求め、三面のものを倒したという。
 ちなみに卍字錫杖は山の神として、津軽氏に夢告したことから、今でもねぶた祭りでその姿を見ることができます。
 



何その話という方は
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2016年03月21日

酒呑童子 外道の子

酒呑童子

 GW中に名古屋にいってきたんです。メインの用事は、友人と会うことだったんですが、時間に余裕を持って回ることに。神社回るのが好きで、いけそうな場所だと行ってみるのですが、今回行ったのは多奈波太神社というところ。天之棚機姫命、織姫さまの系統の女神様ですね。我々が住んでいる辺りの旧国名は下総。語源は総というのは麻の事で、布が絡みます。その手で伝承が関わる処は見に行くようにしているのです。

 さて、今回は酒呑童子。
 酒呑童子というのが、金太郎と似ているというのは、まず生まれにあります。親が人間で無いと言うこと。
 酒呑童子の父は、伊吹の弥三郎といいました。弥三郎は人間の姿をとっていましたが、実は八岐大蛇の血脈でありました。
 さて、弥三郎は娘の婿となり婚礼の日を迎える事ができました。しかし、八岐大蛇の血故か、酒の失敗。正体を現してしまいます。弥三郎、そのまま斬り殺されてしまいました。
 しかし、既に娘の中には子供が息づいていました。生まれた子供は醜い化け物、いいえ、とても美しい赤子であったのです。

 蛇入り婿。娘が見ず知らずの男と愛し合ってしまいますが正体が分からず、後をつけてみると蛇であった。という話は、散見します。通い婚であった頃の時代から残る話と見てもいいのですが、古事記の中に原点と思われる話を見ることができます。
 三輪山の神が美しい娘に元にくるといわれる話です。三輪山の神様というのは、大物主といわれる名で蛇神と言われています。
 話によっては、娘の中に宿ってしまった蛇の子を流すために、五月の菖蒲湯の由来になっている所もありますね。
 


外道の子

 母の胎内で十六ヶ月を過ごしており、産まれながらにして歯と髪が生え揃い、言葉を話し、四歳の頃には十六歳程度の知能と体力を身につけたといいます。
 気性の荒さもさることながら、その異常な才覚により周囲から「鬼っ子」と疎まれていたというさて、蛇と人との間に生まれた子は、外道丸と呼ばれる少年になりましたが、その乱暴さ故に、寺に預けられ稚児となります。し
かし、寺に入っても、酒はくらい、乱暴は納まる事はありませんでした。また、その美しさ故に、多くの男性女性の心をとらえる事になります。しかし、外道丸は、誰にも靡くことはありませんでした。

 そんな彼が鬼になったのはいくつかの理由が伝わっています。 女性達から送られた恋文を燃やし、その煙が恨みと共に包み、鬼と化さした。
 祭礼の時に鬼の面を被り、外れなくなった。
 屍肉を喰い、食べているうちに、生きている人間を襲うようになった。
 預けられた寺の僧が外法に通じており、鬼と化した。
 
 このように色々話があるので、酒呑童子の伝説は各地に残っています。

 そして寺を追い出され放浪の日々が始まるのです。


 ところで深川で妖怪といいますか、怪談絡みのイベントがありまして、出ることになりました。ちなみに話すとかじゃなくて物販です。九十九屋の名前で、トートバッグなどを持って参加する予定です。
 この紙面を読んでいる方がもしいらっしゃいましたら、魔除けのマグネット白澤図を差し上げるので、お声かけいただければと。

イベント
「深川怪談夏の部 お化け縁日」7月15日(日) 13時〜 深川資料館通り商店街3丁目路上(歩行者天国)

 
posted by 九十九屋さんた at 13:06| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月13日

いつでもどこでもみんなの季節は春か? 妖怪名IME更新です 

相田洋さんの「中国妖怪・鬼神図譜」から追加

中国・清末期に発刊されていた「点石斎画報」という新聞的なものがありまして、当時の時事ネタからゴシップ、風習や風俗といった様々な事がわかるものがあります。この画報から怪しいものを集めたのがこちらの本になります。

無常鬼 むじょうき
中国で六朝時代以降に現れたあの世から魂を捕縛するためにくるとされた黄衣の使者。白無常と黒無常がいる。

走無常 そうむじょう
無常鬼の役をやらされた人間。死人が増え冥界に手が足りなくなり登場したという。活無常とも。

討替鬼 とうたいき
身代わりを求める幽霊。水死すると、その場に魂が拘束され、変わりがないと生まれ変われない為、生者を殺そうとする。まれに慈悲深い鬼もいて、人を見逃していたところ、土地神になった話もある。

虎鬼 こき
虎に殺され、死後は使役されるという霊。虎のために、新しい獲物をおびき寄せるなどしたという。


狐精 こせい
狐狸精とも、狐魅とも呼ばれる狐の妖怪。妖怪のうちは人の精気を盗むが、力が高まると胡仙、狐神と呼ばれる。日本のお稲荷さんと同じく中国にも狐を祭る祠が多くあったという。

猫怪 びょうかい
猫の怪異。狸奴(りど)ともいう。狸はタヌキでなく、ヤマネコのことであり、山中の怪異が街の猫を操っているとも。

蛇妖 じゃよう
蛇の妖怪。有名どころでは白娘子など。古くは蛇は多く信仰されていたが、多くの災いをもたらすともいわれた。人に化けるものもあったが、大きくなり洪水をおこし、町を水没させることもあった。

鼈妖 べっかい
すっぽんの妖怪。すっぽんの腹の中には鼈宝というものがあり、身に着けると目がよくなり、地獄まで見通せるという。時には人に化け、人を惑わしたり、ものを盗んだ。

蛛精 しゅせい
蜘蛛の妖怪。千年経て、人の姿をとるものもあった。龍と戦い撃退するものもあったという。その場合は朱という姓を名乗ることがあるとか。

樹精 木妖 じゅせい もくよう
木が化けたといわれるもの。自らが切られないように道を惑わしたり、人にみだらなふるまいをしたという。木々により様々な種類がある。









何その話という方は
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2016年02月14日

百鬼夜行 天変地妖 色んな名前を記憶して みんなのミームになりたい 妖怪名IME

妖怪名IME、山口麻太郎 『西海の伝説』から追加
その際に壱岐の話や、行基菩薩のことをいろいろ調べてましたら、いろいろあったんでそのあたりも

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コウズ鳥
長崎県宮原名で梟の形をした馬の幽霊。ある寺で飼われていたが、世話をする小僧(コウズ)が、世話を怠り枯草ばかり与えていたところ死んで化けたという。「コウズ、コウズ、枯草ドスコ」と鳴くという。

鬼火石
壱岐には腰に襤褸をまいた半裸の大男(鬼)が盛んに火を焚くものを鬼火と呼び、定まった場所がいくつかあると言われている。鬼火岩もその一つであり、郷ノ浦山神山の裾にある。昔はここで毎晩のように一丈あまりの高さの大男が出て盛んに火を炊いたという。

もの言い山
壱岐にあるという山。季節の変わり目や、雨の降る夜など、楢の葉を着た化け物が出たという。時には話し声が聞こえる事もあり、もの言い山と呼ばれるようになった。

やかしら屋敷
壱岐にあるという屋敷の跡。4メートル平方程の二基の墓がある。夜、白衣を着たものが馬に乗って出る、轡の音がするが姿がないといった奇怪な事の絶えない土地とされ、崇りがあると言われた。

殺生橋
熊本県宇土にあったという橋。夜になると怪しい光を放ち、橋に触れたものは怪病にかかり狂死した。昼も、通行人が息も絶え絶えになったという。この橋は百済から大津波に流されたものと言われた。通りかかった行基により、錫杖で橋げたを打たれ七つにされ海に流された。流れ着いた場所で橋であった木材を使い仏像を彫り、霊場とした。

栗隈王
 橘氏の祖であり、河童をはじめ、水界の主とされた。栗隈王は筑紫太宰の長であり、当時は大陸や半島との関係が微妙な時期であった。都で壬申の乱があり、大友皇子と大海人皇子の争いがあった際に、助力をこわれたが、内憂にかまけて外患を招くと断った。
 長崎の水神社には、毎年五月五日に河童にごちそうする習慣があり、その様子は神主の渋江さんにだけ見えたという。その際に、河童には竹を、人間用には煮た筍を出した。それを見た河童は人の強さにおののいたという。渋江家では来客がある際に、水神社の裏にある河童石(どんく石とも。どんくは蛙の方言)に献立を置くと、用意されていたという。この石は川立神が宿るとされ、苔の模様などから、雨乞いの際に占いに使われた。また、神社には河童文字といわれる文字で書かれた河童の詫び証文が残っている。

 ちなみに神社の祭神は俗称は川太郎といわれる兵統良神(ひょうすべらがみ)である。昔、渋江さんのご先祖であるが橘氏が、大和の国の春日にあり、飛騨の匠が春日神社を造営の際に木偶を操って。作業した。これを猿沢に投げ入れたところ、水魅と化して霊威を現したので神として祭った。橘氏が筑紫の国に来た時に一緒にきたという。
 カッパの親玉は兵主部的な話を聞くけど、いまでもその話が残っているのは、おもしろさがある

参考 長崎都市初め、願掛け、お札、肌守り
http://www.city.nagasaki.lg.jp/nagazine/hakken0901/index1.html


空仙鬼と難林王
雲仙に鬼石というものが二つあり、それぞれ男女の鬼が化したものという。行基と遭い、それぞれが加持され、変わった姿という。それぞれ男の鬼を空仙鬼、女の鬼を難林王という。

 
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2015年06月27日

人間がたべたい 妖怪名IME2015年6月の更新分の説明

妖怪名IME、今回は杉原丈夫 「越前若狭の伝説」から追加。

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百間堀
夜遅く通ると、赤子を抱いた若い女が出て、用事の間、子供を抱くのを頼むという。別に重くもないと持っているとだんだん重くなり、落としてしまうという。正体は堀に住む河童ともかわうそともいう。

一国女
福井城のおすみやぐらで出たという。一国という女の霊とも、大阪城で死んだ淀君の霊ともいう。見張りをしていた侍に公にしたら死ぬと告げた。この話が伝わるのは彼の犠牲のためである。


一国 いっこく
福井の殿様がお城にいると美しい女の絵姿が風で飛ばされてきた。その娘は探し出され、城に呼ばれた。残酷な行いをし、殿様は廃嫡された。淀君の霊が美女と化し、殿様を誑かし国を滅びしたものという。

陸耳御笠 くがみみのみかさ
祟神天皇の頃、若狭の青葉山にいたという土蜘蛛の主。田畑を荒らしたり、物を盗んだので皇弟の日子坐王に討ち取られた。

五王さま
大沼があり蛇が住んでいた。千人の子があり、餌を求め荒らし回ったので、娘を生贄に捧げた。しかし、娘を毎年捧げるのに耐えきれなく、五王さまとして祭り、団子を一軒から千十ずつ備えるようになった。

鬼輪王
甲賀三郎が兄弟と、海と山、どちらが恐い物がいるかという言い争った。山を主張する三郎が、若狭の高懸山で出会ったという魔王。穴を本拠としており、中に維摩姫を捕らえていた。
posted by 九十九屋さんた at 17:38| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 妖怪名IME | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月24日

てんぐちんに見る古代の幻

 みなさんはてんぐちんさんをご存知でしょうか?
 
 ご存じない方は是非検索用いただいて。
 口頭でもうしますと赤鼻の天狗面を被った女性です。

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 彼女を見ていると何か妙な気持ちになるのは何かと思ったのですが、今日分かったので。

 顔の天狗面は鼻が立派な天狗面で、俗信のレベルでは、鼻の大きい男はあれも大きいといった話があり、男性の性的なシンボルとも言えます。

 身体は女性ですね。彼女のTwitterを見てたいただくと、ときおり半裸の姿を観る事ができます。
https://twitter.com/tenguchin
 その姿は両性具有なので、認識が混乱します。

 数年前、アングラ舞踊を見た際にこの逆のパターン。男性が女性の所作を模したものを見ました。その際は、同じように認識の混乱を覚えました。
 男性でありながら女性、女性でありながら男性、そうした混乱の中で何かが訪れるような錯覚があり、ああこれが昔の人の感じたマレビトなのだと感じました。

 今回のてんぐちんを似たものかと思ったのですが、自分が思い出したのは、天岩戸のことでした。

 天照大神がお隠れになり、岩戸にこもられた際、引っ張り出すために、宴をしたと言う神話。
 その中心となったのが、アメノウズメ。歌舞演芸の女神ですね。
「槽伏(うけふ)せて踏み轟こし、神懸かりして胸乳かきいで裳緒(もひも)を陰(ほと=女陰)に押し垂れき。」 
 彼女は半裸で踊り、喝采を浴び、その騒ぎで気になった天照大神は戸を開けてしまい、そこから引っ張り出されるのです。

 その後、アメノウズメは天孫降臨の際にサルタヒコという神と争う事になるのですが、こちらの神様、現在では赤鼻をした天狗面を被った姿で、祭事に参加する事が多いです。
 そう考えるとてんぐちんはシンボル的にはこの神夫婦の娘といってもいいのかもしれません。


https://twitter.com/tenguchin
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